唐揚げで一番重要な鶏肉のカットの方法をしっかり教えていきます。唐揚げ屋の売上は、鶏肉のカットの仕方によって大きく変わってきます。鶏肉のもも肉は厚いところに切り込みを入れる必要があるのですが、厚い部分に螺旋状にカットを入れるとタレを揉み混むときに肉がボロボロになり美味しくない唐揚げに仕上がってしまいます。ボロボロになるとロスが出て原価も上がる、ロスが出ないカット法を学んでいただけます。
鶏肉を上手にカットできれば、油に入れたときに温度の熱伝導がまばらにならず美味しく揚げることができ、お客さまからも人気が出て儲かる唐揚げ屋になるんです。そういった成功する唐揚げ屋の理屈を理解してもらいながら教えていくので安心してください。

唐揚げの美味しさを決める鶏肉の味入れ（タレを入れて手で揉み込む）もしっかりと教えていきます。タレの揉み込みは鶏肉とタレを袋に入れて５分間、手で揉み込んでいくのですが、それを適当にしていてはいい感じでタレが揉み込めないので味にバラつきが出て味が変わってしまいます。その辺りも注意しながら教えていきます。
揉み込んだ後には６時間寝かし、タッパーに入れて、二段階仕込みの醤油を入れて、鶏肉に粉を付けれていきます。粉に鶏肉を一個づつ付けることで、粉もしっかり使い切れるのでロスが出ないようになります。そういう細かな方法も覚えられます！

めちゃめちゃ唐揚げを美味しく揚げる方法もしっかりと教えていきます。『宮本商店』では、唐揚げを揚げる時の油の温度を１８５度にして４分間揚げていきます。
そして、１分は予熱で中まで火が通って最高の仕上がりになります。ポイントは、４分鶏肉を揚げていると油の上に鶏肉が上がってくるのですが、それを見極めて油から上げるのが肝になるんです。
また、揚げる時に鶏肉のカットの仕方によっても、唐揚げの出来上がりの美味しさが全然変わってきます。鶏肉のカットのやり方が揚げる時に直結するので、全てのバランスを考えて仕込みをお伝えしていきます！

オーダーされてから、粉につけて揚げるというのが普通の唐揚げ屋ですが、粉をつけてすぐに揚げるのではなく粉をつけて１時間寝かすのが『宮本商店』の唐揚げを美味しくさせるポイントなんです。
この理由は、『宮本商店』は肉の味を強く出して中毒性のある、インパクト抜群の唐揚げを提供したいというのと、食べた時に「ザクッ」とした食感になるように仕上げ、お客さまの記憶に残るようにしたいからです。
また、この方法であればオペレーション的にも、肉の味付けも、粉も付けて置いておくストック方式なので、オーダーがどんどん入ってきても回転率を高めて、お客さまを待たすことなく唐揚げが提供できるんです。『宮本商店』のこのストック方式が爆発的に売上が伸びた仕組みなんです。

『宮本商店』の唐揚げは、揚げたてのまま美味しい唐揚げ食べてもらいたいと思っているので、提供する時に蓋はしないんです。蓋をして唐揚げが水分でべちゃっとしないように、ザクザクジューシーな唐揚げを提供できるように心がけているんです。
お客さまに唐揚げを食べてもらうところまでが勝負と思っているので、そこまで考えた提供方法も教えていくので、本当に美味しい唐揚げをテイクアウトしたいお客さまにお届けするという真心やおもてなし、接客力も身に付くと思います。唐揚げのお弁当には蓋をつけているので、いろいろなやり方を研修では覚えて帰ってください！